海洋プラスチック問題 | 日本プラスチック工業連盟

地球環境とプラスチック 海洋プラスチック問題

プラスチックは私たちの暮らしに定着し、様々な生活分野や産業分野に貢献しています。しかし、使用済み製品の不適切な廃棄や、不十分な廃棄物管理等により、使用済のプラスチックが陸域から河川を通じて海洋に流出するプラスチックは、世界全体で年間480万~1,270万トンに達するとの試算が米科学誌サイエンスに発表され、また2015年のG7エルマウ・サミットでも海洋プラスチックの問題が取上げられる等、海洋プラスチックに対する関心が世界的に高まっています。

また、海洋に流出したプラスチックは、波や紫外線などによって細かい破片“マイクロプラスチック”となり、これに海水中に微量に存在するPCB等の有害化学物質が吸着・蓄積されることから、海洋生物の食物連鎖を通じて人や生態系に悪影響を与える懸念が指摘され、海外ではプラスチックの使用に対する規制の動きが進んでいます。このページでは、海洋プラスチック問題の解決に向けた幾つかの活動を紹介します。