当連盟では「プラスチックにタイする認識の適正化」を重点テーマの一つとして活動しております。 その推進のためには、プラスチックの使用に関する社会の認識の実態を把握し、それを踏まえて、プラスチックの有用性を広く知ってもらい、更に正しい認識の浸透を図っていくことが必要と考えています。 日常の生活において、身の回りには数多くの製品あるいは部品でプラスチックが当然のように使用されていますが、それら製品がプラスチックであることについて、使用者がどのように感じているかは興味のあるところです。 また、プラスチックにはいろいろな種類があり、それぞれの特性を生かした多岐にわたる用途で使用されており、見えない部分でもプラスチックの持つ機能の必要性から使用されていることについてどの程度認識されているかも、把握出来ていないのが現状と言えます。 まず、現状を把握するため、「プラスチックに対するイメージ調査」を行ないました。 これまで日本の組織が独自に全国的な規模で、不特定の消費者を対象としたプラスチックのイメージ調査を行なったことはなく、今回がはじめてのものとの認識で取り組みました。 調査は全国の満20歳以上の男女、2,000人を無作為に抽出(層化副次(二段)無作為抽出法)して行ないました。 その結果は、プラスチックに対するイメージとして、身近なものであり、役に立っていることについては十分認識されていることが判りました。 1999年にドイツ(プラスチック製品工業協会)が世界的規模で実施した調査の中で、当時の日本の実状も報告されていますが、当時と比較すると大幅に改善されていることがみられました。 しかし、環境へのやさしさ、安全性についての認識、資源の有効利用についてはまだネガティブな意見もありこれらへの取り組みが課題であることも判りました。 今回の結果をスタート台として、プラスチックに関するこれらの点について、適正な知識と評価が得られるよう、活動を展開していきたいと考えるものです。 調査結果を次に紹介致します。 参考までに 1999年のドイツ(プラスチック製品工業協会)の調査内容の関係した部分を合わせて紹介致します。 |
・「プラスチック」のイメージ調査 |
・プラ工連調査とVKE報告比較 |
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