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コラムビニール袋?ポリ袋?

よくスーパーマーケットでもらう買い物袋のことを「ビニール袋」と言う方がおられます。
塩化ビニル樹脂はプラスチックの中でも早くから国産化され、雨合羽やカサ、風呂敷などの日用品にも利用されました。このため薄手の透明なシート、イコール「ビニール」という印象が植え付けられたものと思われます。(塩化ビニル樹脂のフィルムは現在でも農業用フィルムなどに使われています)

しかし、その後ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックが生産されるようになると、スーパーでも らう買い物袋(レジ袋とも言います)や菓子の袋などの透明ないし半透明なプラスチック製の袋の多くは、ポリエチレン製やポリプロピレン製に変わりました。ですから、これらの袋の呼び方は「ビニール袋」というのは間違いで、「ポリ袋」と言うのが正しいのです。

コラムラミネート製品とは

1.食品包装材は縁の下の力持ち

食品包装材は縁の下の力持ち

2.包装材は頼もしい食品のガードマン

  • 湿気や酸素をシャットアウト、耐熱あるいは耐寒性の向上、密封性、破袋防止、無臭性など、内容物の食品や医薬品ごとに包装材に対する要求物性が異なります。それら一つ一つに包装は応えているのです。

3.いろいろな素材の特性を組み合わせて造られる包装材

  • 何層にも積層(ラミネート)されて総合力を発揮する包装材。一種類のフィルムだけではその素材の持つ性質に限界があります。積層することによってそれぞれの特性を組み合わせることでお互いに強い特性を作り出しているのです。

ラミネートの例

4.ラミネート製品とは

  • フィルムを張り合わせて造られるラミネート製品。基本的な構成は、表基材(又は中間基材)とシーラント層の組合せからなっています。
  • 表基材は中身の食品の要求する特性に加え、商品の外観を良くする印刷性も兼ね備えています。

*シーラント層のシーラントとは袋状にするために熱でシールする材料のことです。

5.様々な分野で使われているラミネート製品

  • 各種のラミネート包材は、食品、医薬・医療品、建材、電子材料分野など様々な分野で使われてきました。
  • ラミネート包材はリデュース(素材の使用量削減)にも大きく寄与しています。
  • ラミネート包材を使うことにより、賞味期間の延長、常温物流が可能になるなどのメリットもあります。

コラム自動車の燃費向上に役立っています

地球温暖化が問題になっています。この対策として、CO2削減が求められていますが、自動車でもプラスチックを活用することで軽量化を図り、燃費を向上することが進められています。自動車を100Kg軽くすることで、燃費は約5%よくなります。

CO2排出量のうち自動車との関りの深い運輸部門の排出量は2.5億トン1)にものぼり、国内排出量の約20%になります。このほとんどは走行時の燃料から排出されます。プラスチックへの代替による軽量化は地球温暖化対策に重要な役割を果たしています。
1)2003年度環境省調

自動車に使われる主なプラスチック部品例

コラムグリーンプラ(GP)とバイオマスプラ(BP)

“グリーンプラ”ということばを聞いたことがありますか?

“グリーンプラ”とは、1995年に、当時の通商産業省が公募し、通産大臣賞に輝いた生分解性プラスチックの愛称です。

“生分解性プラスチック”とは、「自然界の微生物により分解されるプラスチック」という機能に着目したことばで、使用後の廃プラスチックの処理方法としてコンポスト(堆肥)化処理やバイオガス化処理(メタン発酵)などのバイオリサイクルを選択することができます。即ち、生ゴミなどの食品廃棄物と一緒に処理できるというメリットがあるのです。また、農林水産業におけるマルチフィルムや幼木保護ネットのように回収が困難な製品については、土中や水中などの自然環境中で生分解されて、最終的には二酸化炭素と水に還えります。

“バイオマスプラスチック”とは、「バイオマス(生物資源)を原料に生産されたプラスチック」という原料に着目したことばで、トウモロコシやサトウキビなどの植物性バイオマスは、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成された作物なので、この作物を原料として生産されたバイオマスプラスチックについては、使用後の最終処理によって発生する二酸化炭素(温室効果ガス)はもともと大気中から吸収されたものなので、地球温暖化を助長することはありません。また、石油や石炭などの埋蔵量の限られている資源(枯渇資源)を主原料として使用していないので、これらの化石資源の節約に貢献します。このようにバイオマスプラスチックは、毎年あるいは複数年毎に再生産される持続可能な生物資源を原料にしているという特徴があります。

コラムプラスチックのリサイクルとは?

リサイクルによって鉄は鉄に、アルミはアルミに、そして無色のガラスは無色のガラスに再生されることは誰でも知っていますが、それではプラスチックはまたプラスチックに再生され、再利用されるのでしょうか?ひとくちにプラスチックと総称されますが、実はプラスチックは種類が多く、それぞれのプラスチックは組成も、熱的・化学的性質も異なります。多くのプラスチックは加熱すると軟らかくなりますが、(例外はあるものの)異種のプラスチック同士は加熱しても溶け合いません。このため、再びプラスチックとして再利用するには同種のプラスチックだけを集める必要があります。 

容器包装リサイクル法で分別収集されるプラスチック製容器包装は、多種類のプラスチックの混合物となっているため、マテリアルリサイクル(プラスチックとして再利用)では、プラスチック製容器包装のうちポリエチレンとポリプロピレンを主として分離して再利用しますが、ポリエチレン、ポリプロピレン以外のプラスチックや混入している異物など約50%については、再利用できず産業廃棄物として処理されております。また、簡単な洗浄で取れない汚れや内容物が残った容器包装は、リサイクルに回さないことを徹底することが大切です。

燃焼カロリー (kcal/kg)
ポリエチレン 約11,000
ポリプロピレン 約10,500
灯 油 約10,500
石 炭 約5,000〜7,500
木 材 約4,500
紙 類 約3,900